魚(さかな)やさん 、どんな「おしごと」かな?
魚(さかな)やさんとは、海(うみ)や川(かわ)でとれる魚や貝(かい)など、魚介類(ぎょかいるい)を専門(せんもん)にうっているお店(みせ)。または、海や川へ魚をとりにいく人のことをさします。「漁師(りょうし)さん」、とよぶこともありますね。
魚やさんの中でも漁師さんには、沿岸漁業(えんがいぎょぎょう)といって、陸(りく)からわりとちかい場所(ばしょ)で漁をする漁師さんと、
沖合漁業(おきあいぎょぎょう)・遠洋漁業(えんようぎょぎょう)といった、何日(なんにち)もかけてとおくの海へでかけて漁をする人とがいます。
沿岸漁業の人は、ひとり、または家族(かぞく)みんなで漁をすることがおおくて、
魚をとっているほかにも、畑(はたけ)をたがやしたりもします。
遠洋漁業、沖合漁業となると、船(ふね)もおおきなものになりますし、
のっている人もふえます。そのため、船にやとわれて漁をする人もいます。
魚やさんになるには?
魚をうっているお店につとめれば、魚やさんになれます。
だけど、魚やさんのおおくは、もともとが魚やさんのお家(うち)。つまり、だいだいお仕事(しごと)がひきつがれているお家のことが多(おお)いです。それでももちろん、
あたらしくお魚やさんをはじめることはできます。
漁師さんになりたい人は、まずは魚をとる浜(はま)にいって、漁業組合(ぎょぎょうくみあい)などに相談(そうだん)します。さっきもかいたように、沿岸漁業だと、家族やひとりで漁をしている人がほとんど。
ですので、おなじ浜で漁をしている人どうしが、たすけあったりできるようあつまっているのが、漁業組合です。
浜にはすでに漁師さんがいるでしょうから、漁師さんに魚のとりかたや、船(ふね)のうごかしかた、
魚がたくさんいるばしょなどをおしえてもらいながら、いちにんまえいになるのをめざします。
魚をとる技術(ぎじゅつ)もそうですが、魚やさんは、とった魚をすこしでも新鮮(しんせん)なまま、おみせにならべる技術も必要(ひつよう)です。
たとえば、せっかくげんきな魚をつかまえて、いそいで車でお店にはこんでも、はこんでいるとちゅうで魚にキズがついたり、
すごい暑さでくさってしまったりしたら、お店にならぶときにはげんきな魚でなくなってしまいます。
このように、ただお魚をつかまえるだけでなく、どうやったらすこしでもげんきな魚をお店にならべることができるのか?も、
魚やさんにとって重要(じゅうよう)なことなんですね!
いま、日本(にほん)ではわかい漁師さんがへっていて、人手不足(ひとでぶそく)でこまっているところもたくさんあるそうです。