救命救急士 (きゅうめいきゅうきゅうし)、どんな「おしごと」かな?

どんな「お仕事(しごと)」なのかな?

救命救急士 (きゅうめいきゅうきゅうし)というお仕事(しごと)をしっていますか?消防士(しょうぼうし)さんのなかでも、とくべつにお医者(いしゃ)さんの指示(しじ)をうけて、ケガをしている人への治療(ちりょう)ができる人のことです。

これまで、消防士さんのお仕事は、火事(かじ)や災害(さいがい)のげんばで、火をけしたり、ケガをしている人を病院(びょういん)まではこぶのがお仕事でした。でも、事故(じこ)で命(いのち)にかかわるようなおおきなケガをしてしまう人もいます。そんな人には、病院(びょういん)へつくまえに、すこしでもはやく治療(ちりょう)をはじめないと、いのちがたすからないこともあります。消防士さんは、お医者さんの免許(めんきょ)をもっているわけではないので、「応急処置(おうきゅうしょち)」という、ごく簡単(かんたん)な治療しか、してはいけないことになっていました。そのため、消防士さんが病院へケガをした人をはこんでいるあいだに、いのちをおとしてしまうこともあったのです。そこで、へいせい3ねんから、あたらしいお仕事、「救命救急士」というお仕事がうまれました。救命救急士は、消防士さんの中でも試験(しけん)をうけてごうかくした人で、お医者さんのかわりに現場でケガをした人に治療(ちりょう)をすることができる人。救命救急士さんのおかげで、事故や災害のげんばで、たすかる命がふえています。

救命救急士になりたい!!


救命救急士になるには?

どんな「お仕事(しごと)」なのかな?

救命救急士になるためには、おおきくわけて2つの道(みち)があります。
1つめは、消防士としてしばらくはたらいたあと、6かげつ、救命救急士になるための研修(けんしゅう)をうける。
2つめは、救命救急士になるための学校(がっこう)にはいってべんきょうし、卒業(そつぎょう)するほうほうです。
どちらも、そのあと試験をうけて、合格(ごうかく)することで救命救急士になることができます。
ただし、2つめの道、救命救急士になるための学校に入って勉強して、試験をうけて合格しても、消防士になるための勉強と、 試験もうけなければなりません。救命救急士は、消防士と救命救急士、2つの試験に合格してなれるお仕事なのです。

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