漫画家(まんがか) 、どんな「おしごと」かな?
漫画(まんが)をかくのがお仕事(しごと)。
まずはどんなおはなしを漫画にするかをかんがえる。それをまず、ざっと下書(したが)きしてみる。このことを、「ネーム」といって、プロの漫画家の人は、このときに雑誌(ざっし)の編集(へんしゅう)のひとに、「こんな漫画を雑誌にのせてもいいか?」という相談(そうだん)をします。
OKがでたら、つぎはほんかくてきに、絵(え)をかいていきます。下絵(したえ)をかいたら、インクのついたペンで清書(せいしょ)していきます。白黒(しろくろ)の漫画には、影(かげ)や模様(もよう)を表現(ひょうげん)するために、スクリーントーンという、シールのようなものをはっていきます。机のうえで、絵をかいたり、スクリーントーンをきったりはったり・・・はなやかなお仕事のようですが、じっさいの作業(さぎょう)はとても地味(じみ)で、根気(こんき)のいる作業です。カラーで絵をかくこともあって、
水彩(すいさい)えのぐをつかったり、マジックをつかったり・・・さいきんは、
パソコンで絵をかいてしまう漫画家さんもいます。
じぶんのかいた漫画が雑誌にのって、人気(にんき)があがれば、ながいあいだその雑誌で漫画をかくことができます。 (これを連載(れんさい)といいます。)人気のある漫画は、雑誌だけでなく、単行本(たんこうぼん)という1さつの本にまとめてもらえるし、もっと人気がでたら、テレビアニメになることも。映画になったり、ドラマの原作(げんさく)になることもあります。
漫画家になるには?
漫画家さんになるためにうけなければいけない試験(しけん)や、資格(しかく)はありません。
なんさいからでも漫画家をめざすこともできます。漫画家になるには、漫画をつくっている雑誌社(ざっししゃ)で、
「あなたの漫画はおもしいから、うちでだしている雑誌にのせたい」と思ってもらうことが大切(たいせつ)。
そのために、漫画家をめざす人は、雑誌社にじぶんのかいた漫画をみてもらっています。
漫画をみてもらうには、
①雑誌社がおこなっている賞(しょう)におうぼする。
②雑誌社にちょくせつ漫画をもっていって、みてもらう。
③雑誌社がとおいひとは、漫画を郵送(ゆうそう)して、みてもらう
というほうほうがあります。
絵をかくのがすきな人、おはなしをかんがえるのがすきな人は、漫画をかいて雑誌社のひとにみてもらいましょう。